テーマ : 「 整列乗車 」 について考える・・・
プラットホームにて入線する列車を待つ際、
整列乗車する事は一般的(極当たり前)ではありますが、
何気に、何も考えずダダ整列乗車をしている人があまりにも多い。
邪魔なところに整列する人・・・、
周りの迷惑・危険を顧みず携帯・スマホ操作に視野が狭い人・・・
先日、通行人にぶつけた拍子にホーム際に落とした携帯を拾おうとして
入線電車と接触しそうになる人を見かけました。
また、その事に関して、駅員も考えたり・疑問をもたず・注意もせずタダ業務をこなしている
その日々状況において、多々感ずる事・憤り、時には不便や迷惑を受けるので、
今回、改めて整理し纏めてみる・・・
あくまでも持論であり、これがベストとは言い切るわけではありません。
< そもそも「整列乗車」する意味・目的とは何か >
@
安全なプラットホーム環境を実現する。
A 円滑な乗降を誘導する。
B 待ちの順番を守る為に、判りやすくする。
大きく以上の3点であり、重要優先順位は@AB
そして、整列乗車は、あくまでも3要素を判り易く実現する為の
一つの手段にすぎないと、意識を持つ事が極めて重要!!
周りに気を配り、観察する事で、一般的な整列(乗車)の仕方次第に
多々問題点があることが見えてきます!!
※ 私は、周りに気を配り、観察し、実際に行動しています。
→
混雑時は特に、本末転倒な「整列」をしない場合が多いです!!
( 整列しなくても順番は守れます・・・自分より先に居た人の判断は出来ます!! )
< 「整列乗車」を必要とするケース > 大きく2種類あると思います。
A) 混雑時での必須事項とする場合
前項の@Aを主体に考慮すべき整列の方法が求められる。
具体的な悪い例 ( 一般的に多い整列パターン )
★★★ 列車停止位置扉前に合わせて、3列整列する ★★★
● 列車待ちの際、列が長くなる為、ホームでの歩行スペース確保が困難。
●
歩行スペースが困難になると、一般的に白線(黄色点字ブロック)の外側を歩行
する人が増加し、プラットホームからの転落、入線列車との接触危険が増大!!
●
列車到着時、整列乗車待ち客と、大勢の降車客の導線が交錯してしまい、
乗車待ち客は、左右に分かれるなどして、結局は整列が乱れる。
改
善 例 ( 推奨自論 )
☆☆☆ 整列する場所は扉前を避け、予め左右各2列に分かれ計4列並びとする。☆☆☆
●
列車待ちの乗客は、降車客が完全に扉から外へ出るまで整列位置を移動しない!
乗車していた扉付近の一時降車客は、扉左右に別れ赤色ゾーンに退避待ちをする。
@
安全
、A 円滑 乗降が確保される 。
B) 始発駅(折り返し駅)での乗客入替
前項のBを重視しつつ、かつ@とAを考慮すべく整列と行動規制が必要。
折り返し(特に中距離列車)の場合、乗客は主に着席を求めて乗車待ちをしている。
その手段としての整列であるべき!(Bが主体目的)
実際の方法としては、扉前での2列待ちが原則。
駅員の推奨誘導方法 としては・・・
乗客の理想的行動・意識とは・・・
● 入線前
→ 駅員・・・「間もなく入線いたします。折り返しのため直ぐにはご乗車できません・・・」
乗客・・・順次二列で整列待ち
● 入線完了・降車中
→
駅員・・・「降車妨げになりませんように、前に詰めずにその場でお待ち下さい。」
乗客・・・整列を一切乱さず移動しない ※ 移動されると、降車客の導線妨げ
● 降車終了・駅員による降車確認および扉閉実行中
→
駅員・・・「扉を一旦閉めますので、前に詰めないで下さい。安全確認の視野妨げになります」
乗客・・・整列を一切乱さず移動しない
※現状は詰めてしまうので、駅員は降車・安全確認せず横着な行動が目立つ!!
● 車内整備中 扉閉中
→ 駅員・・・「車内整備・点検終了まで、前に詰めずに、その場でお待ち下さい。」
乗客・・・ 整列を一切乱さず移動しない
※現状は
特に通路が狭い部分での通行妨げられると共に、
雨天時は、最前列は雨に濡れる、冷房時車体からの熱風を浴びる。
● 車内整備終了時
→
駅員・・・「車内整備が終了しました。間もなくドアを開きます。前へお進みください。」
乗客・・・荷物等を持ち扉前に詰める。
● 扉が開く
→
駅員・・・「お待たせいたしました。前の方に続き順序良くご乗車願います。」
乗客・・・前の人に続き乗り込み、暗黙のマナーとして、
列の左側の人は左側座席、列の右側の人は、右側座席を目指すのが原則!!
※列待ち後列の人は、座席数と人数を計算するので、暗黙ルールを無視する人が多いと
座れるはずの人が座れなくなる場合が発生して大変迷惑!!
ダメな例 ・・・ 上野駅 常磐線ホーム
客の降車も待たないぐらいに前に詰める人々・・・
乗務員交代での扉閉めも安全に確認できない視野妨害!
駅員の安全確認も杜撰・・・
良い例 ・・・ 東京駅 東海道線ホーム
整備終了し、扉が開くアナウンスがあるまで、
前に詰めることなく、その場で列待ちする人々・・・
以前、JR東日本に投書(メール意見)した事がありますが、
1年たっても、全く改善どころか、その対応気配すらないのが現実です。
いやはや・・・
以下は、そのときのメール文面・・・
私は、常磐線で上野駅を日々利用しています。
中距離電車折り返しの際、整備をする為、
直ぐに乗車できず待たされますが、
その際の、利用客達の行動が気に入りません。
駅員の問題意識の無さにも腹が立ちます!!
上野での下車客がドアから出るなり、乗車待ち列を前に詰める事!!
そのタイミングに詰めるのは、ろくな事がありません・・・
@ ドア閉め乗務員交替指示をする駅員さんの視覚の邪魔
A ホームを歩く乗車しようとする客の導線、特に階段脇がスムーズに歩けなくなる。
B 止まっているとはいえ、車両近づき過ぎは危険。
C この時期、車両に近づくと車両床下機器からの熱風を浴びる。
D 雨天の際は、車両屋根の跳ね返り雨水を浴びる。
列を詰めるタイミングは「SD終了後」であるべきと思い、
私が最前列の時は、実行しています。
時折、後ろの客に、前に詰めるよう促される事がありますが、
何度か意見してやりました。
常磐線利用者達はせっかちなのでしょうか?
東京駅東海道線ホーム他、そのような状況ではないのが
一般的に見てきた私としては、
上野駅常磐線中距離電車ホームでのアナウンスを、
以下の様に変更する事を提案します。
「折り返しの為車内整備・点検を行います。直ぐは、ご乗車出来ません」
に続けて、
「車内整備終了のご案内をするまで、前に詰める事無く、その場でお待ちください。
整列乗車にご協力下さい。」
もし前に詰めるのを確認したら、今一度
「まだ、前に詰めないで下さい!!」
上野駅でのアナウンスが変わり、駅員の努力と共に、常磐線乗降客の常識が正され
安全・円滑・快適なホームになる事を期待します。
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最終更新日 : 2012/01/03